【艦これSS・駆逐】白露型の日常 1話「西村艦隊の羽つき」

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1

時雨「正月か……困ったな……」

白露「あら時雨。どうしたの?」

時雨「姉さん、ちょっと困ったことがあって……」

白露「どうしたの?」

時雨「これ」

白露「ああ、図鑑説明の台本! こんなの楽勝じゃない!!」

時雨「それが……」

白露「……ええ!? 山城さんを!」

2

時雨「山城さんを呼び捨てにするのなら別に山城さんは何も文句はいわない。ただ、扶桑さんがからむと……」

白露「ああ、わかる。山城さんは扶桑さんをすごく愛しているからね~」

時雨「どうしよう?」

白露「まあ、通せばいいんじゃない? 山風だって加賀さんを呼び捨てにしても加賀さんから何も言われなかったし」

時雨「そっか。じゃあ、やってみよう」

*3
時雨「よかった……何も……ん?」

山城「時雨はどこかしら?」

時雨(山城さん? まさか、探してる?)

夕立「あ、山城さん」

山城「あら、夕立。時雨は見なかったかしら?」

夕立「時雨ちゃん? 全然見なかったぽい。でも、何で?」

山城「時雨は扶桑姉さまを呼び捨てにした!」

時雨(やっぱり!)

夕立「でも、図鑑説明だったらどんな艦の人も……」

山城「時雨は西村艦隊の一員で戦友。まあ、最上と私ぐらいなら呼び捨ては目をつぶっていました。でも、扶桑姉さまだけは別……!」

時雨(逃げないと……)

山城「今、何か音がしたような……」

金剛「Hey! 山城!!」

山城「チッ! 金剛ですか……」

時雨(今のうちに……)

*4
時雨「どうしよう……」

朝雲「あ、時雨!」

時雨「朝雲?」

朝雲「ちょうどよかった……今、ひま?」

時雨「まあ、そうだけど……」

朝雲「羽つきをやろうと思ってさ。時雨もやる?」

時雨「いいけど」

朝雲「他のメンバーも呼ぶから待っていてね!」

時雨「え?」

5

時雨「羽つきなんて……」

山城「私がやります!」

時雨「え、山城さん?」

山城「ふふ、羽つきで時雨を倒すなんていいじゃない? 身長差はあるけど関係ないわ」

朝雲「いいんですか山城さん? 無理しなくても……」

山城「かまわないわ。朝雲は山雲、最上、満潮とやっていなさい」

朝雲「はあい」

山城(さあて……たっぷり塗ってやる……)

6

山城「えい!」

時雨「そこ」

山城「あ……3回も負けた……」

時雨「山雲たちと……」

山城(何かがおかしい! いくらなんでも3回も負けるなんて……)

時雨「山城さん?」

山城「だったら、西村艦隊のみんなと……!」

*7
山城「不幸だわ……どうして負けるのよ……」

最上「全戦全敗なんて……」

山城「こんなこと……姉さまに顔見せできない……」

扶桑「山城」

最上「扶桑さん」

山城「姉さま……」

扶桑「時雨が図鑑説明で私のことを呼び捨てにしたのは別に気にしてないわ。むしろ、仕事をよくやったと受け止めているから」

山城「……」

扶桑「それにたくさん負けることだってあるし気にしなくてもいいわ」

山城「姉さま~!」

時雨「やっと落ち着いたね」

山雲「いつものことだし良かったんじゃない?」

朝雲「まあ、そうかもね」