【艦これSS・軽空母】龍驤とゆかいな仲間たち 9話「空母愛鷹」

2017年6月24日

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1

グラーフ「うーん」

赤城「グラーフさん、どうしたました?」

グラーフ「赤城、U-511は呂500と名乗っているな」

赤城「ええ、そうです」

グラーフ「私も日本語名がほしい」

赤城「え?」

グラーフ「聞こえなかったのか。日本の艦名に近い名前がほしい」

赤城「ど、どうしてですか?」

グラーフ「いや、日本へ馴染むためと思い名前がほしいと思ってな」

赤城「そうですか……」

2

赤城「確かに天城型には高雄、愛宕の名前があります」

グラーフ「高雄型の名前か」

赤城「ええ。ですが、高雄さんたちと名前がかぶります」

グラーフ「確かに」

赤城「実は高雄に別の名前があります」

グーラフ「別の名前?」

赤城「愛鷹です」

グラーフ「愛鷹?」

赤城「愛鷹だったらいいのでは? 私の艦装の予備もたくさんありますし借りますか?」

グラーフ「ちょうどいいな。赤城、試しに愛鷹と名乗ってみるか」

3

加賀「それで、瑞鶴さんが……あれは赤城さん」

龍驤「おーい、赤城……うん?」

赤城「どうも龍驤さんに加賀さん」

愛鷹(グラーフ)「龍驤と加賀か」

加賀「……どうしたんですかグラーフさん?」

愛鷹(グラーフ)「今の私はグラーフ・ツェッペリンではない」

龍驤「はぁ?」

愛鷹(グラーフ)「私は天城型の三番艦愛鷹の名を引き継いだ愛鷹だ。日本の文化へ馴染むよう名を変えた」

加賀「は、はあ……」

愛鷹(グラーフ)「そして服装も赤城型にのっとり私も赤城と同じ服装をした」

加賀「赤城さんの空母なら少しは……」

赤城「いいですよ加賀さん」

加賀「赤城さん」

愛鷹(グラーフ)「よし、他の艦にも会ってくるか」

4

飛龍「あ、グラーフ」

愛鷹(グラーフ)「私はグラーフ・ツェッペリンではない」

蒼龍「え?」

愛鷹(グラーフ)「今の私は赤城の妹の名を借りた愛鷹だ。1日だけ愛鷹と名乗らせてもらう」

飛龍「そ、そう……。でも、何で愛鷹なんて名乗るのよ?」

愛鷹(グラーフ)「日本の文化に馴染むためだ。その過程として名乗っている」

蒼龍「そ、そう……(変わってるな)」

5

高雄「グラーフさん」

愛宕「やっほーグラーフさん!!」

愛鷹(グラーフ)「高雄姉妹か。今の私は愛鷹だ」

高雄「愛鷹?」

愛鷹(グラーフ)「そうだ。天城型の妹の名前を借りた。そうだ、高雄のもう1つの名前からだ」

高雄「そう言えば赤城さんの妹は私と同じ名前だったけど……」

愛宕「でも、グラーフさんは赤城さんと関係ないんじゃないですか?」

愛鷹(グラーフ)「ある。私は赤城の設計図を参考にして作られている。妹と差し支えないだろう」

高雄「なるほど、それで愛鷹と……」

愛宕「納得できました!」

愛鷹(グラーフ)「それはありがたい」

*6
ビスマルク「あら、グラーフ」

愛鷹(グラーフ)「今の私は愛鷹だ」

ビスマルク「愛鷹? 日本の名前なんか名乗ってどうしたの?」

愛鷹(グラーフ)「日本の文化に馴染むためだ」

ビスマルク「なるほど。なら、私が日本語名をつけるなら何がいいかしら?」

グラーフ(待て! ビスマルクに会う名前だと?)

ビスマルク「考えてみなさい」

グラーフ(確か日本の戦艦は江戸時代の国名から来ている。ビスマルクは我がドイツの名宰相ビスマルクから来ている……。ということは、武人と知性を兼ね備えた人物を輩出した国……)

ビスマルク「何かあったかしら?」

愛鷹(グラーフ)「あったぞ。お前に合うのは……尾張だ!」

ビスマルク「終わり? そんな国なんてあるかしら?」

愛鷹(グラーフ)「尾張は今の愛知県だ。尾張の戦国大名織田信長は一騎打ちや知性にも長けていると聞く。かのビスマルク宰相と合わせるのはだいたいここがいいだろう」

ビスマルク「……妥協点ということね。いいわ、明日から名乗って見ようかしら」

グラーフ(はぁ?)

*7
 それから、多くの艦娘と会いグラーフは面白い一日を過ごした。翌日。

呂500「グラーフさん、どうですか?」

グラーフ「呂500か。意外と馴染めたぞ」

呂500「そうですか、ダンクですって」

グラーフ「ところで呂500」

呂500「はい」

グラーフ「ビスマルクが尾張と名乗りまわっているが?」

呂500「ビスマルク姉様が!? そう言えばそんなことを言っていたような……」

グラーフ(まったく……ビスマルクはどうしてこうも目立つことが好きなのか……)