【グラブル・SS】カトルの本音

1

カトル(今日は実に清らかな日だ。僕も姉さん、弟妹たちも元気だ。ん? あれは……)

シス「……」

カトル(シスかクソッタレッ!)

カトル「何しに来ましたかシスさん?」

シス「たまにはここへ来るのもいいかと思ってな」

カトル(ああ、そうかい。さっさと帰って……)

エッセル「まあ、ゆっくりしていっていいよ」

カトル(え?)

シス「すまない」

カトル「姉さん、別に……」

エッセル「カトル、シスに何か?」

カトル「……いえ」

カトル(くそぉ……シスめ!)

2

子どもたち「あ、シス兄ちゃんだ!」

シス「何だ?」

子どもたち「ねえねえ遊ぼうよ」

シス「俺はそんなことに興味はない」

子どもたち「確かフュンフちゃんがシス兄ちゃんの仮面を外したらいいって!」

シス「なっ!」

子どもたち「それー」

シス「や、やめろぉ! あ、ああ……」

子どもたち「ああ、本当だ。シス兄ちゃんがうずくまった」

シス「か、かえせ……!」

子どもたち「わーいわーい」

カトル(シスめ……弟妹たちとたわむれてうらやましい……)

3

エッセル「みんな、シスに仮面を返して」

子どもたち「えーでもー」

エッセル「困っているし早く」

子どもたち「あ、うん……」

シス「あ、ありがとう……」

子どもたち「もう少し遊びたかったな……」

エッセル「ほら」

シス「……すまないエッセル」

エッセル「いいよ。星屑の街で困ったことがあったら見過ごせなくて」

シス「どうもこういう雰囲気はなれんな。俺は早く帰らせてもらう」

エッセル「……そう。それに、仮面を外したら性格が変わることはどうにかならないの?」

シス「!? こればっかりは無理だ……」

エッセル「わかった……」

カトル(あたからみたら弟妹たちと何ら変わらない位置にいやがる! 何より姉さんに可愛がられているのは何なんだよ!! ムカつく、ああムカつく!)

4

サラーサ「おーい、カトルにエッセル!」

カトル「ああ……サラーサさんか」

サラーサ「モンスター倒したから肉を持ってきたぞー!」

カトル「そういうのは……隣にいるのは?」

サラーサ「こいつはグランが紹介したやつさ。名前はスタン」

スタン「あ、こんにちは」

カトル「……グランが紹介したのですか。どういうことですか?」

サラーサ「うーんと星屑の街に肉を持っていくと迷惑がられるから調理できそうなやつを連れて行ったら悪くないと思ってさ。そこで、ウーノに話してグランも呼んで話したら用意したってこと」

スタン「料理人扱いされてる……」

カトル「……生で食うより調理した方がいいと? まあ、ちゃんと寄生虫の処理ができれば問題ないですが」

カトル(それにしてもコイツは同年代のエルーンの雰囲気がする。気のせいか?)

5

スタン「そうそう、あんまり子どもたちを厨房に連れてこないでくれよ!」

カトル「ええ、最善の注意をします」

スタン「よし、調理するか!」

6

スタン「おーい、できたぞー!」

子どもたち「ああ、うまそうな料理だ!」

サラーサ「へへん! 肉を用意したのは私だけどな!」

子どもたち「おいしー!」

カトル(サラーサが調理するよりはいいか)

エッセル「君がスタンか」

スタン「えーと確か……十天衆のエッセルさん?」

エッセル「そうだよ。弟妹たちに料理を作ってくれてありがとう」

カトル「……」

7

サラーサ「まあ、グランが見込んだこともあっていいな! 料理はうまいし!」

スタン「へへ、まあ……」

エッセル「君のような戦いもできる料理人がほしいけど……あいにくお金がなくて……」

スタン「たまにくるぐらいでいいですか?」

カトル「それならスタンさん。連絡がぐらいいれてください」

スタン「連絡?」

カトル「ええ、星屑の街へ入るには連絡を入れてからではないと入れません。十天衆のみなそうしています」

スタン「ああ、でもどうやってするんだ?」

カトル「……そこはウーノさんに聞いてください」

スタン「わかった」

カトル(姉さんはスタンをシスのように扱わいないか……。命拾いしたな)

8

スタン「それじゃあ、またな!」

子どもたち「ばいばーい!」

カトル、エッセル「……」

スタン「そう言えばサラーサ」

サラーサ「何だ?」

スタン「カトルから変な感じたけど……気のせいか?」

サラーサ「そうか? 気のせいじゃないのか?」

スタン(そうだと、いいけど……)


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